仕合わせるプロジェクトは”日本人のしあわせ感を高めたい”という願いから始まりました。

”しあわせ”を、ここでは「仕合わせ」と書きます。

そもそも日本人が抱いていた「しあわせ感」は、人と人との関係がうまくいくこと、人とのコミュニケーションの中にありました。そしてどんな変化に際しても、自分を変化させて見事に応じることを「仕合わせる」といいます。 「仕合わせる」は、自分を殺して「人に合わせる」ことではありません。とても主体的な意味合いなのです。

 

日常生活の中で仕合わせる智慧を広め、しあわせ感にあふれた社会を次世代につないでいくことを目的として活動しています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

プロフィール

私たちは、2010年1月にスタートした「仕合わせ会議」のグループです。
2012年9月に、名称を「仕合わせるプロジェクト」と改めました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

この活動は、“日本人のしあわせ感“を高めたい、という想いから始まりました。
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最初に「仕合わせ」から説明しますね。きっかけとなった玄侑宗久著「しあわせる力」から引用しますと、
~「しあわせ」という言葉は和語です。そもそもの言葉の起こりは奈良時代だといわれています。
「仕合わせ」は「仕合わせる」からきています。私のすることと、相手のすることが合わさる・・・つまり、人と人との関係がうまくいくことを、そもそも日本人は「仕合わせ」と呼びました~

これにピン!ときたのです。
私たちは日本人として生まれ、日本の風土に育ち、そのDNAには 日本人としての“しあわせ感”がインストールされているはず。
まずはそこからスタートし、それを尊重したいという想いから、「仕合わせ」について対話を重ねる場を創る、という意味を込めて「仕合わせ会議」と名付けました。

事の起こりは、あるグラフです。それは、戦後日本のGDP(国内総生産)の推移と共に、生活満足度の変化を表したものでした。衝撃的だったのは、右肩上がりのGDP曲線と対照的に、生活満足度のグラフは横ばいだったことです。
それはつまり、豊かになってもしあわせ感が変わらないということ?
ショック!!

「しあわせ感のグラフを、少しでもいいから上向きにしたい。しあわせ感にあふれた日本を次世代に遺したい」という想いで、何かを始めなければ!と思ったのです。

2010年から2011年にかけては、「幸せ」や「仕合わせ」についての対話の場を重ね、300人以上の方にご協力いただいて「しあわせ」についてのアンケートをまとめました。
その中で見えてきたものは、私たちが当たり前のように感じている細やかな感性の素晴らしさ、主語を抜いて語ることができる日本語だからこその「仕合わせる」可能性の高さ、そして今もしっかり活きている先達からの豊かな知恵などです。

「仕合わせるプロジェクト」がイメージしているシンボルに「和の樹」があります。
和の国日本、とはよく言われることですが、しっかりと根を張った太い幹に豊かに葉を広げた「和の樹」が、仕合わせる人々の笑顔やエネルギーによって益々大きく育ち、たわわに実をつけることができるよう、これからも活動してまいります。
ワークショップやイベントなどのお知らせは随時お送りします。どうぞ色々な場面で皆様と仕合わせることができますよう、今後ともよろしくお願いいたします。
 
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